目薬はしょっぱい
仕事場に以下のようなものを常備している。
・箱ティッシュ
・飴
・GATSBYフェイシャルペーパー
・ハンドクリーム
そして目薬である。
少し前まで、刺激の強い参天製薬サンテFXを使っていた。黒いパッケージは見た目がオサレだった。さすとしばらく目を開けられない程の強い爽快感があった。
目薬の指しすぎで目を悪くした話をWebで見てから、刺激の少ない目薬に代えた。他のページも閲覧していると、市販の目薬に関する良くない噂がたくさんある。市販の目薬に含まれる防腐剤が良くないという話を良く見る。
2年ほど前、隣の席で仕事をしていた同僚が、眼が痛いからと言って、半休をとって目医者にいった。午後に出社してきた同僚に結果を聞いたところ、VDT症候群と診断されたらしい。これはパソコンなどのディスプレイを用いる作業により目や体に影響が出る病気で、同僚は眼精疲労の症状が出ているとのことだった。それ以来、同僚は頻繁に眼薬をさすようになった。俺もそれ以来、VDTの予防に、頻繁に目薬をさすようになった。
目薬が眼に良くないという噂は実に疑わしい。期待していた効果とは別に副作用が存在する、というなら分かるが、期待していた効果とは逆の効果が存在する、というのはどうにも信じられない。本当なら、われわれは毒を服しているようなものだ。製薬産業も従事する専門家もそんなに阿呆ではあるまい。だから俺はがんがん目薬をさしている。1時間に1回くらい。
そういう風に理屈では分かっているが、しかしながら、刺激の強い目薬は少し怖い。使っているのは刺激が全く無い千寿製薬NewマイティアCL。噂を無視できない言行不一致な俺である。
さっき目薬をさしたら、漏れた液が顔を伝って口に入った。うーん、なんだこれ、しょっぱい。パッケージを見ると成分は
そして塩化ナトリウム。
さて今日の会議はどんな潮目が見えることやら。
引き出しの 中に入った 目薬は 先月辞めた 同期のものです。