毛虫の皮をかぶったタコ

昨日こんな夢を見た。


部屋の台所で詰め替え用のコンディショナーのの封を切ると、中から真っ白な毛虫が出てきた。こいつは奇怪だと思ったのだが、手のひらほどの大きさなので触るのも憚られる。


毛虫が封を切った口の傍を出たり入ったりするのをしばらく眺めていると、もう一匹、白い毛虫より大きな毛虫が現れた。この大きな毛虫がコンディショナーにまみれた白い毛虫を咥えて袋から台所のシンクに引きずり出した。まな板の上の鯉のごとくシンクでのたうちまわる白い毛虫。大きな毛虫はその横っ腹を口で咥え、ずずっと下にひっぱった。すると、毛虫の腹は真っ二つに割れて、魚肉ソーセージのパッケージのように皮が剥がれた。


剥がれた皮の中身は、長方形に切られたタコの足だった。


大きな毛虫はそのタコの足を端からゆっくりと飲み込んだ。


俺は気持ち悪くなって家を出た。


こんな具合である。


ものすごく鮮明に覚えているので文章にしてみたが、内容は意味不明である。封を切ったのがシャンプーではなくコンディショナーだったというどうでもいい細部を覚えているのもまた奇妙だ。早く忘れたい。


 ***


ついさっき、風邪気味だから医者に行くと言い残して、上司が帰った。帰る支度の途中、かばんをしまい、マフラーを巻き、コートを着た後、俺の机の背後にやってきた。そして、声も掛けずに、後ろからすっと手を伸ばして俺の額に手をやった。自分の額にも手をやって、あんまり熱はないな、と一人ごちた。


アレだ。BL好きならわりとアレなシチュエーションだったんじゃないかと思う。


そんなメタ腐女子トーク