五本指靴下

靴下が悪いのか、己の新陳代謝が悪いのか、外を歩くときも事務所で仕事をする時も、ユニクロで買った生地の薄い靴下に包まれた足が、指の先がちぎれるほど冷え切ってしまう。


これは対策を練らなければならんと思い、ネットで足が冷えにくい靴下を調べてみた。靴下の素材はウールが暖かく、足の指一本一本を生地で包み込む五本指形状の靴下が良いらしい。さっそく先週末、なんばパークスの靴下屋でウールの五本指靴下と同じくウールで少し厚手の指が分かれていない靴下を購入した。


今日は早速、ウールの五本指靴下を履いて出勤した。が、足はやっぱり鉄のように冷える。問題は靴下ではなく、己の新陳代謝か。


体を動かし、芯から体を温めないことには、根本的な解決はされないようである。平日に体を動かすといえば、事務棟の階段の上り下りのみ。運動不足もはなはだしい。


こんなに冷えで悩むくらいなら、桶に湯をはり足をつけ、仕事ができればよいのに、と思う。むしろ足湯場で仕事がしたい。温泉の湯気を吸い、流れる水に耳を傾け、温泉卵でも食いながら仕事をしたい。転職先は有馬か城崎か。旅館宿泊需要予測でも、刺身用マグロの在庫最適化でも、風呂の垢取りでも、御用とあらばなんでもやりますぜ、大将。


【今日の短歌】
湯から出て 湯気の立ちたる 足先に 靴下を履く 壁もたれつつ