ツイッター入門

ツイッターを始めた。世間の流行も一周した昨今、何をいまさらというタイミングである。小学生の時、ポケモンも、たまごっちも、ハイパーヨーヨーも、いつも流行の火が消えかかるぐらいに周回遅れでブームに乗っかって(いるかといえば微妙だが)いた。小さい時から、流行の最先端をキャッチできない性分だった。


操作の仕方が難しそうで敬遠していたのもある。@○○とか、RTとか、意味がわからない。


でも、操作が難しそうだから無理では、IT産業に関わる1労働者としてしめしがつかん、ということでアカウントを取得してみた。


まず、ツイッターのトップページから新規登録をする。ユーザビリティが良く非常に見やすいページだと思う。


登録ページで自分に関する基本情報を打ち込む。名前はこの時まだ決まっていなかったのでmrp2とした。次にユーザIDを打ち込む。mrp2…と打つが既に他の人に使われている。ぬぁにぃ! ためしにmrp3と打ち込むとこれも使えない。くそ〜。文字を色々ためして、アンダーバーを入れるとユニークなIDになることがわかったので、mrp_2とした。


必要な情報を入力して、最後送信すると、認証メールが届いた。送られてきたアドレスを開いて…これで登録完了。ねんがんのツイッターアカウントを手に入れたぞ!


自分のHOMEを見ると、ようこそツイッターへ、的なメッセージと次は何をしなさい、というインストラクションが書かれている。曰く、画像を登録してプロフィールを書きなさい、と。


この画像が悩ましい。自分のPCを覗いてもお姉ちゃんの画像しか無い。仕方が無いのでWebを色々と巡って使えそうな画像を探す。ついでにはてなのプロフィールに登録する画像も探す。カラフルな葉に顔が書かれた画像と千利休が『この利休にまっ茶ラテを作れと!』と叫んでいる画像を見つけたので、それぞれツイッター用、はてな用とした。


プロフィールを書いたところで、準備は出来た。何はともあれ、つぶやいてみないことにはツイッターというのははじまらん、と思ったので、一言つぶやいてみる。


『登録してみた。』


つぶやき用のテキストボックスに一言書いてボタンを押す。確認も一切無しに投稿された。なんかこえー。ブログやSNSよりも、チャットに近い印象を受ける。


一人でつぶやいてみたが、当然ダレも俺のつぶやきなどアクセスするわけがない。フォローしたりされたりしないとコミュニケーションが始まらない。ネット世界でも孤独だなんて、そんなのは嫌だ!(落ち着け)


まずは興味のある有名人を何人か登録してみる。筒井康隆団鬼六糸井重里…。ツイッターを使っている有名人まとめサイトを見て、がすがすとフォローする。フォローする時もボタンを押したらすぐに登録完了になる。確認は一切無し。なんかこえー。


登録して時間が経つと、フォローしている人達のつぶやきが自分のトップページに表示されていく。……てか南海キャンディーズの山ちゃんつぶやきすぎ! あと、歌人の升野さんも!


つぶやきを受信する瞬間、瞬間、テレビや本でしか知らなかった人達が、携帯やPCのキーボードを使って文字を打っている、ということがわかるのが、すごく嬉しい。チャットしてるみたいだ。


俺も何かつぶやかなけりゃいかんと思い、短歌を投稿することにした。ネットで調べて、ハッシュタグという機能を使うことにする。これは○○○ #△△とつぶやくと、△△というグループでつぶやくことができる機能だ。ハッシュタグは複数つけても良い。短歌の場合は#tankaと#jtankaというハッシュタグが存在するので、こいつらをつけて投稿してみる。


『クズ変態! 信じらんない! この童貞! どっかいけっ!…って 信じるな馬鹿…。』


奇も衒いも無いツンデレ風な短歌だ。


つぶやき終わった後、検索機能で#tanka、#jtankaを見てみる。ちゃんと俺の一首も表示されている。でも、他ユーザが凄い勢いで短歌を登録しているので、俺のつぶやきはあっというまに検索結果ページの下のほうに行ってしまった。ハッシュタグの投稿を見てるだけでも、たくさんの短歌を読めて、すごくおもしろい。


ちょこちょことつぶやいたり、#tanka、#jtankaで短歌を詠んでいると
俺の歌宛てに他ユーザさんが返歌をしてくれた。


俺: 『波動拳 打って気づいた この気持ち ジャンプで避けろ! お前が好きだ!』

uli0907さん: 『大好きだ大好きなんだこっちからこえ飛び上げる昇竜拳で』


これはおもしろい!グループで集まって短歌を詠んでいるみたいだ。uli0907さんは俺をフォローしてくれたので、フォローし返しておく。こうやって人の輪が広がっていくのである。(たぶん)


というわけで、ツイッターデビューした。このサービス、いまさらだけど、すごくおもしろい。空いた時間に気軽に投稿できるし、フォローしたりされたりする敷居がすごく低い。憧れの有名人や同じ興味を持っている人とすぐにつながることができる。吉田戦車がお茶飲みながら原稿書いている、なんて分かるだけでも素敵だ。


さて、#tanka、#jtankaタグでたくさんフォロワーをつくることが今後の目標。それと、まだ投稿したことはないけれど、いつかつぶやいてみたいんだ。


『なう』って。


【今日の短歌】

そら見上げ つぶやき1つ 『晴れたなう』 @で返信 『おれ、惚れたなう』