魘されて、冬

風邪をひいていた。正月実家に帰った時に、親父殿からうつされたのであろう。自分の家に帰って、2日間程喉が痛んだり、鼻水時雨に苦しんだ後、1/5に発熱。


38度強の熱が出ていた。二日酔いの朝のような頭痛がして、立っているのもままならぬ。不思議と腹は減るもので、昼飯はレトルトカレーを温めて、切ったトマトをのせて食べた。


一人暮らしで風邪を引いてもむなしい。使った食器も、ゴミ出しも、風邪っぴきの身でこなさなければならない。取り替えたばかりの角の尖ったスポンジでカレー皿を洗い、午後もひたすら眠る。


翌日、いつもどおりの時間に目覚ましを鳴らし、出張の仕度をする。思ったよりも体調が回復していたので、意気揚々と家を出て、新幹線に乗り、一眠りしたのだが、起きたら昨日と同様の体のだるさが戻っていた。


鼻声全開でおめでございますを連呼する仕事始め。上司から英語を使った仕事を依頼されたので、昔の勘を頼りに、勢いだけでやっつける。


六時くらいまでに仕事を終わらせて、帰宅。帰り道のローソンで買ったマーボー豆腐・茄子丼とLチキ(あいかわらず食欲はある)を食らい、涅槃に入る。


二日間、ひたすら寝続けたので、睡眠過剰で眠れない。何度も寝返りをして、何度も布団を掛けなおして、闇の中で起きているのに疲れたところで、眠っていた。


なかなかハードな正月明けになったが、今年一年、がんばって仕事をしたい。がんばって仕事をして、もらったお金で、モヤモヤさまぁ〜ず2のDVDを買いたい。

自販機を蹴っては去りぬおっさんにウルトラマンは容赦なかった(賽野かわら)